人形愛序説「少女コレクション」。
故 澁澤龍彦さんの評論集です。
亡くなられたのが、29年も前?。学生時代に読み漁ったのを思い出します。
改めて今読み返すと、ロリータコンプレックス擁護論ですね。(浅薄ですね…^_^)
男は、魂の入った器(人間)より、魂のない器(人形)を好むものだ。少女は未熟が故に、人形に近いのだ。(要約;わたし)
そんなこと、断言していいのか?とは思い ますが…。(笑)
しかし内容の、その博覧強記さに圧倒されるのはもちろん、文章がかっこいい。今こんな文章を書ける人っているのかなぁ。興味のある方は是非。
個人的には、津原泰水さんとか、平山夢明さんとかに同じ雰囲気を感じます。
中央公論社の表紙の写真は、澁澤さんが所有していた、四谷シモン先生の球体関節人形です。凄い迫力だなぁ。実物を見てみたい。
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