バルス!「良い魔法に力を与えるためには、悪い魔法も知っておかなければならない。」
こちらは、梅雨らしい、蒸し蒸しした日が続いています。
今日はまた、有名なアニメ映画のお話をさせてください。
タイトルの「バルス!」は、ツィッターでお祭りになる程、これもまた有名な“滅びのまじない”です。主人公の女の子のシータは、このまじないを、良い魔法に力を与えるためには、悪い魔法も知っておかなければならない。でも、決して使ってはならない。と祖母から教わります。
それを聞いた時、わたしは「それはそうだろうなぁ。」と、妙に別なところで納得してしまいました。
昔、わたしにも恋人と呼べるひとがいた頃、確かにお互いがお互いを思いやり、買い物に一緒に行っても、相手が好みそうなモノを、気づけばお互いが探している様な生活。
でも、その時わたしは「このヒトを凄く喜ばせることも、これからどんどんできる様になるけれど、一番傷つける言葉を言えるのも、同時にわたしなんだろうな…。」
と、感じたことを思い出しました。
シータのお祖母さんが言った意味とは、少しズレているのでしょうが、根っこは同じ様な気がします。
そもそも、人の愛情とは自分の中の天使と悪魔の振り幅の大きさのことをいうのだ、と思います。片方だけ…という訳にはいかない。それだと自分自身も押し潰されてしまう。
小説でも、映画でもドラマでも、歌でも、言葉が大切な表現は特に、直接は語られてはいない、真逆な感情や思考といったモノが含まれているか否か?が大切な気がします。
夢は追い続ければ叶うとか、貴方はそのままで素晴らしいとか、いつか何処かで誰かに巡りあうとか?簡単に唄って欲しくない。
そんなことを思い出した今日この頃…。
借りてきた言葉や何処かで聞いた様な言葉も、社会や組織の効率から言えば大切な言葉であるコトは否定できませんが、大切な相手のための自分の言葉も使えるようになりたいです。
話は変わりますが、この映画 天空の城ラピュタを見たある漫画家さん(誰だったか失念してしまいましたが…。)は、映画の始めから、ず~っと、ムスカ大佐が主人公だと思い、天真爛漫なだけのパズーやシータの根拠のない判断に腹を立て、人をゴミだと表現するムスカを気の毒がって見ていたそうです。^_^
そう言われて、わたしにもわかる気がしました。この漫画家さんは素敵な人なんでしょうね。(笑)
そういえば、男の子(少年に限る)って、どうして女の子のキスひとつで、世界を救おうとするのかしら…。(ラピュタもそんな話だ。再笑)
私事ですが、ブログを始めて一ヶ月を過ぎました。まだ、毎日「このボタンはなんだ?」とかやっていますが、読んでくださっている方もいるのだと思うと、1日一つの文章を書くコトを楽しめています。
今日も、来てくださって、読んでくださって、ありがとうございます。