お臍(へそ)。
今もメインで制作している、少女人形 「初音ミクちゃん?さん?(イメージ)」のお臍です。
coconoo-kyuutai-doll.hatenablog.jp
粘土という素材は、原理的に(その粒子サイズまで…0.01mmでも)どんな形でも作れてしまいますが、細部ばかりに一生懸命になると、全体のバランスを見失ない、初めから作り直す羽目になる素材です。わたしは何度も何度も、それを繰り返してしまいます。(残念な技量…^_^)
わたしは細部のリアルさというものを、人形に存在感を与えるためのひとつの方策だと理解しています、が…。
一体目のお人形を作った時、ずっと裸ん坊で放っておいたのですが、ある時寒々しくて可哀想になり、ドルフィー人形で売っているドレスを買って着せました。
その時、下着(パンツやブラジャーが売っている!)も同時に購入、着せたのですが、その生々しさに、作ったわたしがうろたえてしまい、暫く人形の顔を見れませんでした。
下着を着けた時、こんなにエロチックさが強調されるなんて、想像していませんでした。(笑)
人形というのは、何処かに省略や強調というデフォルメが必ずあります。
現代の作家で、本物の人間の全身を型取りして彫刻作品にしている方がいらっしゃいますが、その人型は人間には見えない。(それがこの作家の狙いですが…。)
今流行りの、3Dプリンターで、人間をなぞったとしても、きっときみの悪いモノにしかならない。
人間のその形のまま再現してもダメだというのは、不思議で、また面白いところです。
フィギュア作家にアイアン澤田さんという方がいらっいます。
フィギュア制作では知らない人がいないカリスマであり、草分けであり、第一人者です。わたしはその制作姿勢やスタイルも含めて尊敬しています。
18才以下閲覧注意。
その作品を写真で見ると、とてもフィギュアには見えない、凄すぎる造形です。
その彼が、今原寸大のフィギュアに挑戦されていて、原寸大といってもそこには、人を人らしく見せるデフォルメがあるハズで、わたしは興味を持って彼のブログを拝見させてもらっています。
今日は、久しぶりの人形制作記でした。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。