神は細部に宿る?。
6.9cmの2体目の人形の足です。
ここから細部(爪とか、血管とか)を詰めていきます。
土を踏んだことのないような少女の足にしたいのですが、どうしても目の前に自分の足があるので、見てしまい…。
普段は、解剖学の図鑑と睨めっこしてカタチを詰めてゆくのですが…。なぜゴツくなってしまうのでしょう。(笑)
わたしの尊敬する、ハナノさんという人形作家の方がいらっしゃいます。彼(たぶん男の方だと思います。)の、球体関節の可能性を究極まで追い求めている姿は、わたしにも刺激になります。その彼のブログに、カシュー塗料という、乾くと漆のように硬くなる塗料が紹介されていて、それを塗って細部を詰める。という記述を見つけ、わたしも柔らかい粘土のままだと、今まで苦労していたので挑戦してみます。
タイトルに使っている1作目も、あれは塗装されているのではなく、泥漿という乾くと凄く硬くなる液体状の粘土に、赤、青、黄色の絵の具を混ぜたものを3種類作り、塗っては削りを繰り返して、肌の色あいを出しています。
そもそも、わたしはこの段階まで、彫刻刀やヤスリといった道具を使う使わないタイプの様で、気に入らないとナイフでごそっと削って、指先と爪で、粘土を擦り付けながら、曲面を作り、その後細部に入ります。道具を持ち替えるのが、面倒というハナシもありますが…。
今日も来てくださって、ありがとうございます。