coconoo doll

素敵な大人になりたいものだ。 coconoo doll は、球体関節人形の制作日記です。あと、ガーデニング DIY エンタメも少し。

お香。「世の中が香りだけだったら…。」

里山の人形師 coconooです。

こんにちは。

 

写真は九谷焼の「香炉」です。

安いものですが、学生時代から愛用しています。

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お茶でなくても、時々香木や練香を、炭団(たどん)で焚いたりします。

線香の燃やして香るのとは違い、空気が澄み切ったままで香りが広がるような気がして、お客様のお迎えにも使っています。

 

以前、shellbodyさんとコメントのやり取りしていたとき、バラの名前「NAEMA」から、香水の話になって…

petoroleumの日記

わたしは、イヴサンローランの「オピウム(阿片)」を、白檀の和的な香りが好きで愛用していました。

(一時販売中止になって、今再販されていますが、香りが変わってしまった…。)

shellbodeyさんは「ミツコ」だそうです。

涼しくも華やかな香り「ミツコ」。

 

香りって、イメージをかきたてます…。

 

話は変わって

先日BSでパトリックジュースキントの小説「香水」の映画をやっていました。

映画化されているとは知らず、興味津々観たのですが…。

やはり映像化されると、人間は視覚に頼るため、文章だけから香りたつような匂いを感じる、ということはありませんでした。

だいたい主人公が、シュッとした男前になってるし…。(←いいじゃないか?笑)

 

恐ろしいほどの嗅覚を持った、体臭のない男。

究極の香りを求めて、女性そのものの匂いのために、次々と殺害していく。

そんな物語です。

映画も「物語」はうまく映像化されていました。

興味のある方は是非。

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

 

 

そういえば、また話が変わります。

(←わたしのブログの特徴。思いつくまま書いています。ブログ文章読本とか読むとテーマを決めて、筋立て…というのがいいそうですが、わたしにはそれができない。)

 

犬というのは、人間の約1億倍の嗅覚があるそうです。

(匂いの種類によるそうですが…。)

そうなってくると、例えばお散歩していて、草の匂いや道の土、風の匂い遠くまで分かることはもちろん、「過去」の匂いが分かるそうです。

言われてみれば、なるほどと思ったのですが、少し前にそこを通り過ぎ、今はいない人や犬の匂いを「現在」ものとして、嗅いでいるそうです。

そこで何があったか?

恋人同士がキスを交わしていた?手にはケーキの箱?

交通事故があって、子供がひき逃げに合い、救急車で運ばれた?

そんな匂いが分かるんでしょう。

視覚があまり頼りにならない、嗅覚だけの世界。

想像するだけで面白いです。

 

わたしは、人間の五感の話は大好きで、認知心理学とか読み漁ったこともあり、

そんなお話はまたいつか…。

 

 

今日も、来てくださって、ありがとうございます。