海を知らぬ少女の前に…。海に行きたい。
里山の人形師 coconooです。こんにちは。
今日は朝からの雨は上がり、今は晴れ間ものぞいています。
もう8月だ。ああ、海に行きたい。
出不精で、一年に何度かも外に出ないわたしですが、夏はやっぱり海に行きたい。
砂まみれになるのも気にせず、砂浜を転げまわって、熱く乾いた体から砂がポロポロ落ちてゆくのを感じたい。
波打際に立って、足の裏から砂つぶがサラサラと攫われてゆくのを感じたい。
体を海水に浸すと、急に冷たい海流の層を感じて、怖い気持ちを思い出したい。
沖まで泳いで振り返ると、カラフルなパラソルや子供の水着、ビーチボールが鮮やかな小さな点に見えて、不安と夏が本当は凄く静かなことを感じたい。
あぁ、海に行きたい。
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり(寺山修司「われに五月を」所収)
アニメ映画のような、どこかわざとらしさもある演劇的な世界観だけど、やっぱりロマンチックでいいなぁ〜。
夕刻、真っ赤に染まる夕陽で影になった、河原の堤の上の小さな影二つ。
そんな情景が浮かびます。
あぁ、海に行きたい。
写真は、そんなことを思いながら、ベランダに寝転んで空を撮りました。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。