最終回 自分で作るわたしの家。5 「本棚。」
里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
「自分で作るわたしの家」シリーズも一応最終回。
(←これ以上やるとさすがに身内でなくとも「身バレ?」します。)
最後は、わたしの本棚です。
この一面で1,000冊入る設計です。2重のところもあります。
これとほとんど同じデザインのものが、部屋の対面にもうひとつ。という構造です。
これも、わたしがデザインしました。
でも、作ったのはもちろん大工さん。
障子もそうでしたが、デザインだけをして、だいたいの図面(手書きに、だいたいのサイズ 〇〇mmがかいて書いてあるだけ…。)を、大工さんに渡すと、
「こりゃ、嬢ちゃん、釘が打てねえなぁ。」とか
「こいつぁ、どうやって壁につけるんでぃ?」とか言うところを
「そいつをどうにかするのが職人ってもんじゃない?」と返すと
「仕方がねぇなぁ…。」
で、だいたいのことは無理を聞いて、やってくれます。
(建築士の方も笑って応援してくれます。)
この本棚も、太い柱見えるところはタイコ(空洞)になっていて、棚の部分を内側から支えており、クギ跡などは一切ありません。
…さすが職人。
ニスは自分で塗りました。
仕上げも、せっかく作ってくれた大工さんのためにもプロにお願いしたほうがいいのですが、「…お金がないので。」自分でやりました。
大工さんって、達成感があっていい職業だなぁ。
わたしもそっち方面が良かったかなぁ?
これから家を建てられる方のご参考になるなら…。
(プレハブメーカーは微妙?)
結局立てるのは、工務店の大工さんです。
工務店はいまや、代理店機能の部分が大きく、大工さんをあまり自分で抱えず
水道や電気、内装、外装、屋根葺き等細分化されて、お付き合いのある下請け会社に振り分けられています。
まず、実績の確かな、評判のいい工務店を探しましょう。
そして、値切らないコト。
値切ると彼らはハイハイ言いながら、材料を変えて安くするか?工期を縮めて(下請けに手を抜くところは抜いて)安くしてきます。
一級建築士はこちらの味方ですから、よく見積もり内容を聞くことです。
そして、彼らは職人魂がありますから(いい工務店なら…)絶対手を抜きません。
人足費=工期ですから、その中でせいいっぱいやろうとします。
わたしの場合、それをかなりオーバーしても、大工さんが自分で拘ってくれました。
あと、工法や木材の基礎知識は勉強しておいたほうがいいです。
一生ものですし…。
抜本的に安くするなら、壁内装とか左官とか塗装とか、工務店が下請けに外注する業務丸ごとを自分でやることが一番です。
わたしの場合、内壁、塗装、左官、ベランダ、デッキを自分でやった結果が「自分で作るわたしの家」になりました。
なりました。…というか、まだ終わっていません。(笑)
建築関係者の方、一個人の感想です。
何か問題、勘違いがありましたらコメントください。
「わたしが大工さんになりたかったワケ。」はコチラ。
ところで、全然違う話なのですが、
昨日、twiiterマークがついた方にブックマークしていただきました。
初めてのことです。
拡散されてゆくのは嬉しいのですが、私はtwiiter配信はしていません。
原理的にこういう事ってあるんでしょうか?
たぶん、物凄い物知らずな質問をしていると思います。(笑)
が、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。
お願いします。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。