ミニマリストからは遠い部屋。「時には母のない子のように…。」
里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
先日、LIUさんの記事を読んでいて
興味を引くミニマリストのお話がありました。
LIUさん自身は、肩肘の張ったミニマリストというより、シンプルに暮らして生活を楽しみたい感じがして、わたしも好感が持てます。
わたしはシンプルには暮らしていますが、ミニマリストからは遠い遠い生活で、部屋はモノにあふれています。
本だけでも3,000冊ある。プラス漫画が500冊。
既に学生時代には、本棚収納ということができない程あって、壁に積んでいくと床が(少し)抜けてしまい、身長くらいの高さの平積みを何個も作って、その間で生活していました。
今は、その年に増えた分100冊くらいの分量を毎年処分しながら、これ以上増えないようにしています。
そういえば、椅子も多い。
お客さんが良くくる家なので、椅子11脚に2人用ソファーとベンチが2つ。
古い食器類、漆器も好きなので、大きな長持ち(和櫃)を合わせて、水屋箪笥は4つ。
道具はチェーンソーにはじまり、大工道具、電気工事 、水道工事、塗装関係に、もちろん人形制作の道具……。
それらがすべて、良く言えば見せる収納。悪く言えば見える収納。(笑)
写真は家のテーブルのうえのメインの照明。
イケアで買った、籐で編んだシェード、直径60cmくらいの大きいのが3連。
でもこれだけ点けても、部屋は真っ暗。
今日、照明の数を数えたら、リビングというかワンルームで24灯。
シャンデリアがあるわけではありません。(笑)別に高価なものはなにもない。
スタンドや吊り下げるのや、スポットタイプや壁につけた裸電球まで…。
間接照明用に、自分で壁につけた裸電球は、6つ。
自分で数えてみて「あぁ、こんなにあったんだ…。」という、いつの間にか増えた感じ。
でも、全部点けても、部屋全体は薄ぼんやりと暗い。
アンティーク屋さんや、修理もする中古家具屋さんが近い雰囲気です。
自分では気に入っていて、夜ひとり外のベランダから部屋を見て、「ふんわりと、あったかそうでいいなぁ…。」と、悦に入っております。
こうやって書いてくると 、何も持たない自由を標榜する「ミニマリスト」から、わたしはやはり遠く、何も捨てられなくて「ごみ屋敷に住む迷惑老人」が近いのかも知れません…^_^。
そんなことはないと、信じたいけれど…。
少し前の「モノを持つことが豊かな暮らし。」という価値観が転換を迎えいるんでしょうね。
流行っている「断捨離」始めようかしら? (もう、古い?笑)
そういえば、わたしがまだまだ小さい子供のころ、
暖かい光が漏れる家を見ると、それが知らない他人の家でも、「ただいまぁ~。」と、扉をあけると、「おかえり~。」と、顔も知らない両親が、何の疑問もなくむかえてくれるのでは…。とか想像して、哀しいような嬉しいような不思議な気分を味わうことが好きでした。
(虐待とかではありません。ふつ~の、良い両親です。笑。)
あれは、なんだったんだろう…。
思い出したので、書いてみました。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。