coconoo doll

素敵な大人になりたいものだ。 coconoo doll は、球体関節人形の制作日記です。あと、ガーデニング DIY エンタメも少し。

WBS ?「弱者から発想された制度設計を。」TPPをトマト栽培から考える。

里山の人形師  coconooです。

こんにちは。

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随分まえから「ワールドビジネスサテライト」とか

ビジネス関連のニュースを見ていて思うこと。

 

TPPが問題になって、顕著なんですが、

日本の第1次産業も頑張っています!

というアレ。

 

例えば、トマト農家の若者が

大学の研究室と組んで、土に頼らない水耕栽培で

糖度の高いどこにも負けないトマトを作っている。

高級フレンチ店に卸して、商売的にも大成功!

というアレ。

 

そのこと自体に文句もなく、

本当に素晴らしいことだと思うのですが、

決まってニュースキャスターが

「日本の農業は、世界に出ても通用する道は、まだまだありますね。」

と、毎度毎度締めくくります。

 

それが気にくわない。

それは違うだろう…と。

 

彼らへの賞賛は是にしても

全ての農家にその能力と努力が当たり前なのだろうか?

跡継ぎもいない

70、80のおじいさん、おばあさんそれを望むのか?

新たな販路開拓、新たな工法の開発、全く違うスキームの開拓を?

その競争に敗れた農家は、生き残れないのか?

それは無茶だろうと思うのです。

代々受け継いだ農法と、勤勉な日常を

お年寄りに変えろというのか?

(もちろん、農家だけのハナシではありません。)

 

TPP自体を悪くいうつもりはありません。

ただ「あれが安くなる。」

「日本の農業の生き残りのための、みんなが皆には無茶な努力を…。」

そんなコメントの前に

日本の農業政策にこそ、言及すべきではないのか?

金をばらまく、金融商品のように出来不出来の保証をする。

そんなことではない

弱者にこそ基盤を置いた、制度設計が今、必要なのだと思います。

 

www.coconoodollblog.net

 

 

今日はちょっと、真面目でした。

 

 

今日も、来てくださって、ありがとうございます。