トウモロコシの結婚。
里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
トウモロコシです。
お隣さんにいただきました。
毎年この時期になると「田舎から送られてきたから。」と
お裾分けをいただいています。
ずっと以前にもこのブログにも書いたのですが、
トウモロコシをいただくたびに、思い出すお話しがあります。
昔、NHKの子供電話相談室だったと思うのですが、
ラジオを聞いていると、小学3~4年生くらいの男の子が、
「クラスで、一人一苗づつ、トウモロコシの苗を植えて、育ててきました。
だけど、クラスで僕だけトウモロコシがなりません。どうしてですか?」
小さな声で、でも訥々と彼は訴えていました。「なぜ?」と。
その質問に対する、園芸の専門家の先生の答えは、
トウモロコシは同じ株に雄花と雌花があり、それが受粉しないと、実にはならない。
君のトウモロコシは結婚できなかったんじゃないかな。といった回答だったように覚えています。
男の子の、「…わかりました。」のさらに小さな声には、
一生懸命面倒を見てきた姿や、自分だけトウモロコシが実らない焦りや、
友達が嬉しそうに自分のトウモロコシを両手で抱える姿までが目の前に浮かび、
でも先生の回答に、なんだか納得がいかない、抗うような小さな可愛い声に、
可哀そうと思いながら、爆笑してしまいました。
あの時の男の子?元気にしてますか?
あれから、報われないことが、いくつありましたか??でも、頑張ってますか?
とても可愛いお話で、いつも思い出してしまいます。
今日も来てくださって、ありがとうございます。