金継ぎで繋ぐもの。「わたしは自治会長様 ^_^。」
里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
写真は、お預かりしていた濃茶の茶入れを、金継ぎで 直したものです。
わたしは3年ほど、漆の教室に通っており、少しは出来るようになってきました。(写真を見ても、盛り具合が、まだまだ甘いですね…。)
数年前、わたしは地域の自治会の会長をやったことがあります。
ほとんどの方が、地主関係で苗字が2種類のどちらか。
そのほかは、わたしのように新しく住み着いた、同世代かそれ以下の、赤ちゃんか大きくても小学生を連れた奥さま方。
それでも400戸以上(マンション・アパート含まず)ある地域の取りまとめは大変なのに、わたしは、もちろん歴代会長最年少記録大幅更新。
いろんなことがありましたが、(笑)それはまたの機会に。
(無用な啖呵を切ったことも2度ほど…^_^。)
その時お友達になった奥さま方とは、交流があり、今でも町で「会長!」と呼びかけてくれます。
うちの庭で、子供たちもみんな呼んで、お好み焼きパーティーもしたことがあります。
(どんだけ、お好み焼きが好きなのか?)
そのお一人が、お互い表千家のお茶を嗜んでいることもあり、真っ二つに割れている、茶入れを預からせていただいた方。
◯◯美術大学の教授を退官し、今でも、自然の草木を使った現代アートを、時折美術館などに出品されています。
この奥さまが、わたしの人形を見て、「貴方そのままだ。」と言われました。
わたしにとっては、ちょっと虚をつかれた感じ…^_^。
その旦那さまは、集合建築の建築家として有名な方で、今は退職後「郷土史の研究」をしておられ、PR活動のボランティアをされています。
郷土史検定という制度があるらしく、先日1級を取られたそうで、「2級までは、誰でも取れるが、1級はそうそう取れるものではない。」と、とても嬉しそうでした。
わたしが、日曜大工もやるので、色々と教わりました。
お二人とも、70を少し越えたくらい。
70を越えた頃、こんな感じになれれば良いなぁ…。
土曜日に直した茶入れとお椀をお持ちした時、お昼をご馳走になりました。
代金は固辞したのですが、材料費で3000円くらいかかっており、次も頼みたいからと、一万円も頂いてしまった…^_^。
今は、引っ越されて少し家は遠くなってしまいましたが…
いつまでも、お元気でお付き合いさせて頂ければ、それで嬉しいのです。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。