ダンジョン飯「5巻でた。」
里山暮らしの人形師 coconooです。
こんにちは。
以下、ネタバレなしで、感想を…。
わたしは、特に漫画やアニメは
世界観が強固?しっかりしているものが好きなのだと思います。
それは、世界の設定が丁寧とか
隅々まで破たんなく、詳細であるということとは違う気がします。
現実の世の中だって
いろんな社会、会社とか学校とかの集合体で
社会それぞれに決まり事や常識が違う。
わたしたちは
馴染んでしまうと、その場その時で
それぞれの社会に対応できるようになって
それぞれの違いに鈍感にもなる。
でないと「生きづらく」もあるからでしょうが
いつの間にか新しい場所が
「あたりまえ」になっている。
例えば、この作者は
その「社会の違い」にいつまでも変わらない
新鮮な視点を忘れない人のような気がします。
魔界の怪物や霊、
仲間同士であっても男女や種の違いを
それぞれ描き分けていて
それが読んでいてとても楽しい。
小説でも漫画でも、出てくる登場人物みんなが
みな同じ価値観…。
敵も味方も、同じ思考をしている
というものが流行っている気がします。
わたしには、それがとても息苦しい。
「ダンジョン飯」は
そんな場所から、最も遠いところにある
不思議な漫画です。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。