腐るお金。「お金が宗教の国で。2」
里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
今日は昨日の続きです。
経済の効率化と政治に文句ばっかり言っていても仕方がないので、
少しでも考えることを止めないように…。つづきです。
みなさんは「おむすび通貨」ってご存知ですか?
基本的には中小企業を応援して、地域活性化につなげるための、地域クーポン券なんですが、これの面白いには、使わなかったら時間とともにドンドン価値が下がっていくんです。
おむすびだから。(笑)
6ヶ月で腐ってしまうので、価値は0円に。
だから、みんな価値があるうちに使おう使おうとする。
素晴らしいアイデアだと思います。
ご存知の方も、多いでしょうが、日本は江戸時代後期、お米の収穫に対する先物取り引き市場が成立していた。
もちろん新米と古米の値段は違う。
米をもち続ければいいというわけにはいかない。
日本で、これを復活させませんか?
お金は腐るもの。
一年で半分に、5年で、何億あろうと0円に。
内需拡大は絶対。世界一と言われるタンス貯金が流通。企業は儲かり、国もウハウハ。
そして、集まった金を、地域活性、福祉、市民サービスに使う。
お金持ちでも貧乏人でも、老後は何の不安もない社会。
いいと思いません?
為替やグローバリズムに関しては、誰か偉い金融工学の専門家に考えてもらうとして、
そして、次は教育。
今、教育システムが商品サービスに成り下がっている事を改革しましょう。
いい大学、いい企業に入るための資源が教育。
生徒はお客様になり、如何に効率よく勉強するか?しか考えていない。
本来「学ぶということ」の、喜びを知らないまま、大人になる。
そんな国に未来があるはずはない。
師、内田樹先生もそう仰っている。
下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)
- 作者: 内田樹
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偏差値が高いって、日本の中の偏差としてどの辺にいるか?を示しているだけで、賢いということではないんですよ。
昔、NHKのドキュメンタリーで、インドの教育事情の取材がありました。
官民挙げて知的立国に取り組んでいる。
道路の真ん中に大きなテントを立て、みんなで椅子を持ち寄り勉強する子供たち。
貧困が背景にあるとはいえ、小さな子供が働きながら、少しでも勉強の時間を取ろうと自らが必死なんです。
そして、その笑顔の素晴らしいこと!
どうしようもなく、IT大国だけではない、アメリカでも、ヨーロッパでも日本でもない、インドの時代が来ると感じました。
これからの未来は、今の子供の顔を見ればわかる。
わたしたち大人が、隣同士で嫉妬したり競争したり、損だけはしないように気色ばんだり、している時ではないんです。きっと。
つづく…^_^。
と、しようか?と思ったのですが、わたしの中にはもう答えはある。
政治や経済が当てにならないなら…。
まずは、わたしがちゃんとした素敵な大人になることだ。
大人とは、自分で考え、行動し、責任を取る覚悟のことだ。
そして、モノや金ではない、幸せとは何かを知っていて、自分だけではなく、家族でも、職場でも、開かれた心を持って、手の届く範囲でいいから、一緒に幸せになろうとする事だ。
そうして、小さな小さな地域社会のコミュニティでいいから、大切にする事だ。
リチャードギアさんの言う「恩送り」。あこう浪士さまの仰る「物々交換で生きる世界」。そして、内田師匠の言う「贈与経済圏」がその先にある。
そんな世界では、「助け合い」はGDPにも換算できないし、税金もかけられない。
わたしはそんな日本に暮らしたい。
それはそんなに大層なことではなく、ブログを始める事からでも出来る。(笑泣)
今日は、ちょっと偉そうでしたね…^_^。ごめんなさい。
明日は「わたしの冒険」です。
今日も、来てくださって、ありがとうございます。