「好奇心は、始め暴力のカタチを取る。」坂津さんとシンクロ二シティ。
里山の人形師 coconooです。
こんにちは。
マルドゥック・スクランブル(1) (週刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 冲方丁,大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/09
- メディア: Kindle版
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SF小説「マルドゥック・スクランブル」に出てくるセリフで
「好奇心、これこそが暴力の本質だ。」
そしてこう続く
「そのことに、耐えられる者こそ、人間と呼ぶべきだ。」
原作の小説も良いのですが、
(後半のカジノシーンは圧巻です。)
大今良時さん(女性 「聲の形」)の漫画版も、
女性の感性が感じられて、グロいのですが好きです。
少女の再生の物語。
SF好きの方、以外にもお勧めです。
さて、「好奇心…。」
わたしもそう思う。
親身な友情も、妻への愛情も、異性への劣情も
全て「好奇心」が源泉にある。
そして、それは暴力のカタチをしている。
それが良い悪いではない。
そういうものなのだ。
わたし達は、余程注意して「他人」に触れないと
相手を傷つけてしまう。
気遣いですら、好奇心の暴力になり得るのだ。
人間たるには、高いハードルがある。
ラジオや時計を分解してしまう、
虫を、カエルを殺してしまう、男の子のように…。
その真逆の話。
またの機会に…^ ^。
さて、ここで話は飛躍するのですが…。
この小説に、全てのカードをシャッフルしても覚えている
人間技とは思えない、ディラーが出て来ます。
彼との対決が、小説の山場なのですが、
彼は、シンクロ二シティー 〜 エンパシーの意を含む
(共時性:偶然の一致ではなく、起こるべくして起こる、他人との同時性。
超エゴの共有から起こると考えられていますが、
ここでは、そのことが見えてしまうエンパシーの高い超共感性もさす。)
の持ち主で、相手の考えていることが見えてしまう。
「今、〇〇って思ったな!」て言う
サトリの化け物ですね。
実は、わたしにもその能力があって
会社の会議中に、相手の心、
「あぁ、早く終わらないかなぁ〜。」は誰でも分かりますが……^ ^。
「そんなことは、〇〇から言っても、現実味がない。」とか
「昨日は、妻にとうとう言ってやったぜ。」とか
「この休みは彼女に逢える。久しぶりだなぁ。」とかが、分かります。
「デートプランは今は辞めて。あと、そのお店あまり美味しくないよ。」
と言うと、ビックリされます。
彼のディラーは、その能力を
愛する兄を喪ったことをきっかけに、手に入れるのですが…。
今日は、怖いお話をしてみました。
坂津さんが、火曜日に一部わたしのことに触れられると聞いて
わたしも、この記事を火曜日の11:30分に上げようと思います…。
(今1/22日曜日 12:30です。)
今日も、来てくださって、ありがとうございます。